校長より

「不易と流行」

校長 北村 武

この4月より校長に着任しました 北村 です。

本校は「質実剛健」を校訓とし、普通科・理数科を併設する「文武両道」をモットーとした歴史と伝統のある全日制の進学校です。

昨年、2020年には創立100年を迎えました。前身の県立神戸中学校時代から数えると約3万人を超える卒業生を輩出し、卒業生は各方面で活躍しています。1960年、組体操に代わる新しい体操として、当時の体育科の先生が校訓の「質実剛健」をイメージして考案した「神高体操」(かんこうたいそう)は60年を過ぎた今でも脈々として受け継がれ、卒業生はこの話題だけでも盛り上がることができる、そういった時代を超えた伝統が息づいています。

一方、時代は確実に流れ、様々なことが急激に変化してきています。少子高齢化はますます進み、その影響は本校でも例外ではなく、今年の1年生普通科は例年より1クラス少ない構成でスタートしました。また、新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大も影響し、国のGIGAスクール構想が加速化されたことによる校内でのICT化も急速に進んでいます。これまでノート、鉛筆、黒板、チョークといった学校では定番の筆記具がタブレットやPCなどの一人一台の端末にとってかわる景色もそう遠くはないような気がしています。

卒業生がいつでも気軽に立ち寄れて、現役の高校生と同じ土俵で“思い”を分かち合える、そういった気風を残しつつも、新たな時代に向けて様々なことに果敢にチャレンジしていく気概も兼ね備えた伝統校でありたい。こんな思いを持ちながら今後の神戸高等学校の舵取りをしていきたいと思っています。