年度毎に相互訪問の形をとっており、平成30年度は、8月21日(火)から24日(金)までの3泊4日の日程で、15名の生徒と、本校教頭、国際教育担当教諭、鈴鹿ライオンズクラブの担当者が韓国を訪問しました。
8月21日
12時40分 韓国インチョン国際空港に無事到着。その足でピョンジョム高校へ向かいました。生徒は図書室でパートナーと対面し、自己紹介などして談笑をしました。両校の生徒は瞬く間に打ち解け、和かな空気になりました。
教員は校長先生に学校内を案内していただきました。授業では日本に倣いアクティブラーニングを取り入れているとのことで、賑やかにクイズを解いている授業風景が印象的でした。学校の設備が大変整っていることにも驚きました。教室に大型スクリーンがぶら下がり、図書室にはパソコンが10台ほど並んでいましたし、各階には自習室があり、個別の学習空間が確保されていました。また、全生徒、教員が無料で利用できる立派な食堂もありました。ピョンジョム高校の校長はじめ諸先生方から細やかに気配りを受け、丁寧に学校の歴史や設備などの説明を受けました。
夕食は市内のレストランに移動し、互いの生徒・教員が交流をしながらいただきました。
ピョンジョム高校 外観 5階建て
8月22日
午前、韓国の民族衣装(ハンボク)に着替えて、世界文化遺産に登録されているスウォン華城を見学しました。城壁に囲まれた歴史ある場所で韓国の歴史に触れることができました。昼食はピョンジョム高校へ戻り、学校の食堂にて給食をいただきました。
午後、生徒たちはパートナーと共に授業に参加しました。各教室で歓迎を受け、自己紹介などをしている生徒もいました。韓国の授業は、ほぼ日本と同じようですが、眠くなると(眠気覚ましの為)後ろに並んでいる背の高い机のところに自由に行って、立って授業が受けられるとのことでした。
7限目には歓迎会が催され、神戸高校の生徒はそれぞれ韓国語で自己紹介をし、両校の公演(歌とダンス)が行われました。
8月23日
午前、パートナーとともに2限の授業を受けました。その後スウォン伝統文化館へ移動し、韓国伝統の五味茶をいただきました。建築様式や歴史的な慣習を学ぶことができました。
3日目ともなると両国の生徒たちはすっかり打ち解け、言葉がうまく通じない場面があっても、互いの文化を受け入れ合い、歌や芸能人などの話で時々盛り上がっていました。日本語・韓国語・英語で意思疎通に四苦八苦でしたが、それでも気持ちが通じ合えることが分かり、良い経験になったようです。 その後学校に戻り、各々のホームステイ先へ移動しました。
スウォン(水原)城壁と城門
8月24日
ホームステイ先では、それぞれ大歓迎で迎えられ、充実した時間を過ごした様子でした。大きなお土産を抱えて戻ってきた生徒もいました。
台風の影響で、1時間始業が遅れ、10時に学校集合。1時間ほどの送別会をしていただきました。修了証を授与の後、韓国の生徒による伝統音楽の演奏がありました。送別会後、両国の生徒たちは泣きながら別れを惜しみ、再会を誓いあっていました。
帰りのフライトは台風の影響が心配されましたが、ほぼ予定通り運行され、無事帰国できました。
今回の交流事業をとおして、生徒たちは韓国の教育事情や文化・生活を肌で感じ、また、韓国の高校生の何事にも積極的な姿勢に良い刺激を受けたようです。
ピョンジョム高校校長先生より、修了証の授与