令和5年度より、本校理数科では2年生からの課題研究や日々の理数的な学びを深めるために1学年を対象とした2泊3日の夏合宿を行っています。過去2年は富山県立山地方を中心とした北アルプスの登山に挑戦し、高山植物や日本海の生物の調査などを行いました。
今年度は8/20~8/22に、場所を紀伊半島(三重県南部~和歌山県)へ変更して実施しました。1日目は三重県熊野市の鬼ヶ城千畳敷や和歌山県にある那智の滝周辺の熊野古道を歩き、現地に根付く文化や自然について学びました。2日目は太地町立くじらの博物館や南紀熊野ジオパークセンター、近畿大学水産研究所白浜実験場などを訪問し、紀伊半島の自然や大学の研究について学ぶことができました。最終日は湯浅湾でシーカヤック体験を行い、海の生き物に触れながら和歌山の自然を体験することができました。また、宿泊施設では合宿での活動の報告会や星空観察なども行い、充実した合宿となりました。暑い中の行事となりましたが、約80名で協力しながら活動を行い、新たな発見や体験をすることができました。