9月20日(日) 神戸高校グラウンド
まず初めにお礼を申し上げます。1カ月以上ぶりにホームゲームを開催するにあたり、19日(土)、20日(日)に野球部保護者の皆様のご尽力により、草刈りをはじめグラウンド整地、ネット準備を行っていただき、誠にありがとうございました。さらにOB方々に審判や運営にきていただき、感謝申し上げます。
秋季県大会敗戦から1週間が経ちました。県大会後、春季にむけて、はじめての練習試合相手は、亀山高校。先の地区予選では、8-7で辛勝した相手にどのような戦いをするのか楽しみなゲームです。亀山も地区予選の借りを返そうと意気込んできました。
VS 亀山高校 第一試合
神戸11-6亀山 地区予選時より得点が増え、失点を減らした成長がうかがえる勝利!
(序盤1~3回)
神戸高校の先攻ではじまったゲームは、亀山のエースの前に珍しく初回0点、いつもと違うという不安がよぎる。1回ウラの守り、地区予選時は主将:仲見(2年)を先発に立てたが、今回は稲生戦で完投した宇佐見(2年)が先発。立ち上がり、甘く入った球を4、5、6番に3連打され、いきなり2失点。
しかし、神戸はすかさず2回表、この1、2年生チームの真骨頂である『2アウトランナー無しから粘りの攻撃』が炸裂。6、7番が連続三振の後、8番片倉(2年)の四球をきっかけに9番多田(2年)もチャンスを広げ、
頼りになる1番大野(2年)へ。期待に応え、2点タイムリーを放ち同点とする。
序盤3回を2-2の同点で切り抜けた。
中盤(4~6回)
4回ウラ、序盤につづきまたも、勝ち越しを許す。しかし最少失点として5回表、9番多田の内野安打をきっかけに好機を広げ、4番仲見の奇襲バント攻撃で相手ミスを誘い、またしても同点に追いつく。中盤3イニング1-1同点、計3-3。
終盤(7~9回)
県大会を経験した効果があらわれたのは終盤、しりすぼみな展開が多くみられる神戸高校であったが、このゲームでは序盤・中盤のボディブローが効いて、終盤に引き離すという新しい展開をみせた。7回表、中盤までは先行される展開がつづいたが、ここは先に勝ち越す。2番宇佐美の絶妙なバントや4番仲見の勝負強さが光るタイムリーで2点。
8回には下位でつくったチャンスに1番大野、しかし亀山は大野を警戒し敬遠で満塁。ここで燃えたのは2番宇佐美、目の前の敬遠で闘志に火がつき、渾身のタイムリー3ベースヒット!!走者が一掃し3点、勝負アリの一打となった。3番川本(1年)も続き、
さらに5番水谷(1年)も2タイムリーでダメを押した。
8回ウラのピンチを2点で凌ぎ、9回ウラはエース中道(2年)で締めにかかる。コントロールが不安定ながら1失点で試合終了。11-6と成長著しい戦いぶりであった。
VS 亀山高校 第二試合
神戸9-1亀山 完勝
午後からの第二試合、先発は久々のマウンドとなる1年生左腕川本。練習では徐々に調子を上げていたが、大会がつづき、実戦では試せていなかったため、楽しみな登板。不安な初回の立ち上がりを0点に抑え、波に乗る。2回以降、得意の大きく割れるカーブが冴えわたり、4回に1失点したものの5回を投げて6奪三振の好投!来春にむけ投手陣に光明が差す。6回から2番手仲見、無四球で危なげなく9回2アウトまでこぎつける。
9回ウラ、2アウト3塁。ここで、来春、来夏、来秋を見据え、投手層を厚くしたいと考える神戸高校は、中学時代投手経験があり、器用さと度胸を兼ね備えた水谷を高校入学以来初のマウンドへ送り込む。
ナインの希望を背負った水谷は、迎えた打者をきっちりとセンターフライに打ち取り、デビューマウンドを飾った。
攻撃面は、初回から練習してきた戦術がうまくはまり、調子よく毎回得点を重ねたが、惜しくも8回ウラだけ無失点となった。毎回得点はなかなかできるものではないので、達成して自信としたいところであった。
この後は、定期考査期間に入ります。しっかりと勉強に切り替え、文武両道を貫きます。そのためにも早速ミーティングで本日の反省と今後の課題をあらいだしました。
次戦は、10月4日(日)飯南高校と飯南高校グラウンドで、第一試合10時開始予定、第二試合13時開始予定となっています。よろしくお願いいたします。
『がんばろう!KMB』
(KMB=KAMBE・・・「K」=Knowledge 賢明 「M」=Mindfulness 思いやり 「B」=Bold 勇敢)
校訓「質実剛健」 モットー「文武両道」
2020年 神戸高校野球部 新チームスローガン『百花斉放』