11月22日(日) 神戸高校グラウンド
3週連続ホームゲームの最終週となります。
12月1日~アウトオブシーズンとなるため、今シーズンの最終戦となります。遠く熊野市から、木本高校をむかえ、来春に向け、収穫のあるゲームにしたいところ。
VS 木本高校 第一試合
木本12-2神戸
来春に向け、新しい形を模索している神戸高校の先発は、右サイドスローの水谷(1年:朝陽中学出身)。強打の木本高校に対してコーナーワークと緩急をうまく使い1,2回を無失点で立ち上がる。3回、4回も上手にかわしていたが、味方エラーなどで2点ずつ失う。さすがに5回は甘く入る球が多く4失点するが、5回終了時のグラウンド整備時、打者とのかけひきを説明すると、すぐさま6回に実行し、無失点とした。投手経験が浅いので、まだまだ未完成の部分があるが、修正能力が高く、野球頭脳もしっかりしているので、来春に向け期待の持てる高校初先発登板となった。左サイドスローで先日デビューしたばかりの矢田(1年:大木中学出身)もワンポイントで登場。制球力を磨き、来春の左強打者対策に一役かいたいところ。
打線は、相手エースの速いストレートと精度の高いチェンジアップに翻弄させられつつも、少ないチャンスに得意の戦術を絡めて3回ウラに2得点し対抗。特に2点目の6番片倉(2年:四日市港中学出身)の痛烈な左中間2ベースタイムリーヒットは、来春のスタンドインを予感させるものであった。しかし、4回以降は得点奪えず、パワーとスピードの違いを見せつけられ、今冬の課題は明確となった。
7、8回は2年左腕中道(創徳中学出身)が、完全に抑え込み無失点。9回1アウト満塁とピンチを迎えた場面で、来春からの抑え候補、益川(1年:天栄中学出身)にスイッチ。はじめの打者から三振を奪い、目論見通りかと思われたが、次打者に走者一掃のタイムリー2ベースを打たれ、悔しい思いをした。益川も10月から投手をはじめて経験が浅い。投手として大成する可能性は高い選手なだけに、来春に向け、球威やコントロール、ストッパーとしての精神力などを磨いていきたい。
VS 木本高校 第二試合
神戸4-7木本
第二試合も来春にむけ、新しい形を求めに行く。先発は1年左腕川本(白子中学出身)。フォーム改造に苦しむ中、ゲームをメイクする力は高く、1,2回を無失点で立ち上がり、3、4、5回と1点ずつ失うも最少失点で乗り切るあたり、さすがである。冬場に体の力がついてくれば、来春からの活躍に期待が持てる。
打線は、3回に1番大野(2年副主将:四日市港中学出身)の会心の一撃が右中間3ベースタイムリーとなり先制。1-3で迎えた6回表も2番宇佐見(2年副主将:内部中学出身)のヒット、スチールが決まり、4番仲見(2年主将:鈴峰中学出身)が追い込まれてから見事にきれいなセンター前タイムリーを放ち、1点差に迫る。主将、副主将であるチームの主軸の3人が機能し、チームを引っ張った。
2試合連続登板となる中道が6,7回投げ、1失点と踏ん張るが、8回あたまから、これも2試合連続ストッパーとしてマウンドに上がった益川が、木本の猛攻を受け3失点と悔しい思いをした。
このままシーズンを終わらせるわけにはいかない神戸高校の9回最後の攻撃は、4番仲見、5番水谷、1アウト後、7番益川、8番中道、9番多田(2年:白子中学出身)の5人が連打で繋ぎ2点を返し、なお同点、逆転の場面をつくる。しかし、後続途絶えゲームセット。最後に粘りの神戸、繋ぎの神戸、意地の神戸を発揮できたあたり、今冬の鍛え方次第で、来春の飛躍を予感させた。
次戦は、来年シーズンイン(3月8日以降)となった後の3月13日土曜日、滋賀の強豪「瀬田工業高校」へ遠征し、2021年シーズンがはじまります。
今シーズンもこのサイトを楽しみに見ていただき、ありがとうございました。ゲームの様子は長くお休みしますが、今冬のイベント、練習の様子を随時アップしていきます。また宜しくお願いいたします。
『がんばろう!KMB』
(KMB=KAMBE・・・「K」=Knowledge 賢明 「M」=Mindfulness 思いやり 「B」=Bold 勇敢)
校訓「質実剛健」 モットー「文武両道」
2020年 神戸高校野球部 新チームスローガン『百花斉放』