8月1日(土) ダイムスタジアム伊勢
7月24日(金)、2回戦相可高校に勝利し、この日いよいよベスト8をかけた3回戦四日市高校に挑みました。
VS 四日市高校 神戸4-11四日市 7回コールド負け
雨天順延の影響をうけ、この日はダイムスタジアムでは4試合行われることになっていた。2試合目の神戸高校は、球場入りして、アップ後食事や準備を念入りに行っていた。
スタンドには無観客とはいえども3年生保護者の方を中心に決められた人数の入場で応援していただきました。
用意周到、18年ぶりのベスト8にむけ、さぁ試合開始です。
じゃんけんに勝って後攻の神戸高校、先発マウンドにはもちろんエース佐野(3年)。相可高校戦と同様のオーダーでスタート。その立ち上がり、いきなり四日市の先頭バッターにピッチャーライナーを打たれる。打球は佐野の右すねに直撃、ボールはレフトまで吹き飛んだ。会場が騒然となり、うずくまる佐野。
一旦ベンチに下がり、数分アイシングした後、再びマウンドへ。相当な痛みをこらえて、2番バッターからリスタート。なんとかピッチングにはなっているが、タメがつくれず、いつもの球威、コントロール、スライダーのキレ、全てが失われていた。そこを一気に叩かれ、初回5失点。佐野が先発して、初回5失点は入学以来はじめて。
なんとか押し返したい神戸はそのウラ、1番大野(2年)が左中間三塁打、さらに相手守備陣の乱れをつき、一気にホームイン!すかさず1点返す。
2回以降持ち直していたエース佐野、しかし4回表、味方の失策から再びピンチとなり、サードの守備につく。2番手は長谷川(3年・主将)。悪い流れをうまく断ち切れずまたも5失点。苦しい展開が続く。
1-10でむかえた5回ウラ、5番大山(3年)、6番長谷川、7番岩崎(3年)の3年生意地の三連打で1点を返す。
特に休校明けから苦しんでいた岩崎にタイムリーが出て、チームに勢いがつくかにみえたが・・・
6回表、再び大ピンチ。相手二塁打と連続四球によりノーアウト満塁。
ここで、チームを鼓舞するためにもエース佐野が再びマウンドへ。気迫のこもった投球で2者連続三振を奪う。
3連続を狙った初球、痛恨の死球・・・押し出しで11点目。しかし、佐野は最後まで踏ん張り、次打者を三振としてこの回全てのアウトを三振で奪うまさにチームを生き返らせるようなピッチングを披露。
7回ウラ、この回で6点差以内に持ち込まなければコールド負けの神戸は最後にも意地を見せる。四球や岩崎のこの日2本目のヒットでチャンスをつくり、当たっている1番大野。期待に応え2点タイムリーを放つ。後1点と迫り2番浅田の打球は無情にも内野空中へ。神戸高校の熱い夏が終わった。
このHPを毎回楽しみにしていただいている皆様、神戸高校3年生選手10人マネージャー5人は100年の伝統を受け継ぎ、今年の夏もこのコロナ禍に負けず、立派に戦い抜きました。熱いご声援、誠にありがとうございました。
『がんばろう!KMB』
(KMB=KAMBE・・・「K」=Knowledge 賢明 「M」=Mindfulness 思いやり 「B」=Bold 勇敢)
校訓「質実剛健」モットー「文武両道」
2020年 神戸高校野球部 スローガン『凡事徹底』